アパートや戸建て、ビルの賃貸経営の経験が豊富なオーナー様が今回企画型マンションプレアをベースにしたマンションを建設しました（from第460号）

アパートや戸建て、ビルの賃貸経験が長く、今回初めてのマンション建設を決意されたオーナー様。
企画型マンションプレアを基本としながら、ご要望に沿った設計で建設させていただきました。

50年ほど前に建てた貸家5軒の老朽化が進んでいたことを機に、相続を考えて賃貸マンションに建て替えようと決意しました

今から50年ほど前、国の減反政策で田んぼだった土地に、当時主流だった戸建ての貸家を建てました。半世紀を過ぎてかなり老朽化が進んでいたこともあり、相続のことも考えなくてはと思い、貸家5軒分を賃貸マンションに建て替えようと決意しました。今までビルやアパート経営の経験はあったのですが、マンションは初めて。どこに依頼しようかといくつかの建設会社を検討しました。福岡市の通勤圏だからと、単身者向けの1LDKで戸数を増やす提案をした建設会社もありましたし、一括借り上げを条件にする会社もありました。ウエムラさんには小中学校や保育園が近く、子育て環境が整っている地域なのでファミリータイプのマンションのほうが空室の心配が少ないといわれ、建設後の入居も考慮してウエムラさんに依頼することに決めました。

ウエムラさんから提案頂いた企画型マンションプレアをベースに、ベランダの一部を取り込むことで75m²超の広々とした3LDKへ

ウエムラさんから企画型マンションプレアを提案されましたが、息子が「自分が住みたいから部屋はもっと広いほうがいい」と希望し、プレアをベースに3LDKの間取りを広くすることにしました。ベランダの一部を居室に取り込むことで75.48㎡を実現でき、息子はまだ住んでいないのですが、完成した居室を見てこの選択は良かったと思います。また、エントランスもオリジナル設計です。隣にゴミ置き場を配置して同じタイルを使用したので、ゴミ置き場が目立つことなくエントランスを大きく見せることができました。外観はベージュとホワイトに、オレンジのアクセントを加えた配色がこだわりのポイントです。近くにある福岡女学院の校舎を参考に南ヨーロッパのイメージで、何度も検討を重ねて飾り柱やエントランスの屋根の部分にオレンジ色を配しました。

あたたかい雰囲気の外観にトロピカルな雰囲気の植栽、部屋の内装にも豪華な印象となるようにこだわりました

外観があたたかい雰囲気のカラーリングなので、エントランス横にトロピカルな雰囲気のフェニックス・ロベレニーを植えました。ヤシ科ですが、大きくなりにくい品種です。部屋の内装は廊下を大理石調の床で豪華な印象に、フローリングは淡い色にして南向きの部屋をいっそう明るく広く見せています。マンション名のモンテ（monter）はフランス語で「昇る」。昇町から取ったもので、ロクローバルは「六郎原」という地域の小字名です。今ではあまり使われなくなりましたが、この字名を残しておきたいという思いで名づけました。管理会社も数社比較して、福岡都市圏で広く展開しているハッピーハウスさんにお任せすることにしました。いちばん気になっていた入居者の募集については竣工後すぐに満室となり、戸数より多く用意した17台分の駐車場もすべて埋まったので、家族みんなで喜んでいます。