博多駅近の都心生活にゆとりをもたらす、高機能&高付加価値マンションが誕生。(from第454号)

名称 テトラッド
間取り 1LDK 14戸 / 2LDK 14戸
構造 鉄筋コンクリート造 9階建
延床面積 2,062.81m²
敷地面積 512.22m²
竣工日 2024年5月30日
所在地 福岡市博多区博多駅前

2度目となるフロム掲載をご快諾くださったオーナー様。
受け継がれてきた土地への思い、都心型賃貸マンション建設のお考えなど、今回は御長男様にお話を伺いました。

博多駅に近く、愛着のある土地にマンションを建設するにあたり、コストや仕様、デザインなどを総合的に比較した結果、今回もウエムラさんに依頼することに決めました

博多駅から徒歩9分の場所にあるこの土地には、父が局長をしていた郵便局とその隣に生家がありました。1980年代に周辺の発展の流れで住まいを移ったため、家屋はなくなり郵便局とテナント、そして駐車場になりました。その後、父が退職したくらいから、数多くの不動産会社などから土地売却の話を持ち掛けられていました。ここは代々受け継いできた守るべき土地ですし、私にとっては愛着のある街のランドマークとも言えます。博多コネクティッドなどの影響で地価が上昇、土地を守るための相続対策が必要ということもあってマンション建設を決断しました。ウエムラさんとは長いおつきあいで、14年ほど前に1棟目のマンション建設を依頼していました。参考までに他の大手建設会社からも見積もりをとりましたが、コスト面や建物の仕様・方向性、デザインなど総合的に比較してもやはり「ウエムラさんしかない」と今回も依頼することになりました。

利便性と入居者の安全・プライベート空間を守りたいという発想でWエントランスと境界壁でゾーニング

ワンルームにして戸数を増やし、収益重視という考えは最初からありませんでした。博多駅周辺は2LDK以上の賃貸物件が少ないですし、長い目で見るとファミリータイプのほうが良いのではないかと考えていました。とはいえ、親族内でも空室が出た際のことを不安視していたので、1LDKと2LDKの2タイプを用意。駐車場は14台分を確保し、人通りの多い道と隔てる境界壁を設置しました。こちらの壁は母のアイデアで、入居者の安全・プライベート空間を守りたいという発想から決めたもので、駐車場から各部屋へはサブエントランスが繋ぎます。またメインエントランスから続くホールには、エイジング加工を施した建材を配しシックな空間に。入居者とゲストだけの特別な場所であることを印象づけています。

居室タイプや内装カラーリングで4タイプ×2カラー=8パターンに!オールハンズフリーの快適なキーシステムで高機能・高付加価値のマンションへ

外観は都会的なモノトーン。提案された時、ひと目で気に入りました。居室は1LDKと2LDKそれぞれ2タイプの広さを用意しており、内装のカラーリングを上・下階で分けることで、4タイプ×2カラー=8パターンの選択肢としました。1LDKには、玄関が広く土間のある間取りもあり、自転車など趣味のものを置くことができます。また玄関の壁には自由にデコレーションできるマグネットウォールを取り付けました。広いバルコニーは、マルチシンクを備えていますので、テーブルを置いてお茶やお酒を楽しんだり、ガーデニングをしたりと機能的です。2LDKには人造大理石の対面キッチン、1LDKには扉を閉めると流し台が隠せるキッチンウォールを採用。ほかにも、エントランスから郵便受け、お部屋の玄関までオールハンズフリーの快適なキーシステムを導入するなど、高機能・高付加価値のマンションが完成しました。