車寄せや和テイストの小庭がある、立地を活かしたダブルエントランスの個性的なマンション（from第432号）

自宅母屋と畑があった土地に、マンションを建設されたオーナー様。立地を活かしたダブルエントランスの個性的なマンションが完成しました。

自宅のあった土地にマンションを。周囲の低層アパートとは差別化を図るために中高層マンションを選択しました

この地域は約20年前に区画整理があり、その時に自宅横に2棟のアパートを建てました。敷地内に畑も所有しており、季節の野菜を育ててアパートの入居者に配っていました。自宅には母屋と離れがありましたが、今後のことを考え母屋と畑の土地を利用してマンションを建てることにしたのです。周囲には木造や軽量鉄骨造りの低層アパートが多く、同じようなアパートは建てたくないと思っていました。せっかく中高層マンションが建てられる地域なので、他とは違う5階建てマンションにしようと考え、以前建てたアパートの敷地内道路を活かした一つの町になるような提案に決めました。

まるでホテルのような屋根のある車寄せ付きのサブエントランスと、和風なメインエントランス

敷地形状の利点を活かし、前面道路側からのメインエントランスに加え、マンション北側に車寄せ付きのサブエントランスを設置しました。車寄せには屋根があり、雨の日でも濡れずに車からの乗り降りや荷物を運ぶことができます。この車寄せがホテルのようでとても気に入っています。メインエントランスにはもともとあった庭木をアプローチに移植し、庭石や石の庭園灯も配置。庭園灯には母屋にあった欄間の一部をはめ込んでデザインとして活かしていただきました。メインエントランスを抜けると小庭があり、滝のように水が流れる石柱のオブジェを置きました。これは私が石屋さんで選んだものです。マンション名のエクセルフォールズは、私の名前の勝(英語でエクセル)とこの滝(英語でフォール)を足して名付けたものです。

周辺にはないマンションで差別化ができ、やや高めの家賃設定でも入居者がスムーズに決まりました

マンション建設前にウエムラさんの企画型マンションプレアを見学に行き、これならいい建物ができると確信しました。外観や内装の色などは定例会議で参加した皆さんの意見を参考にして決めました。アプローチにマキの木や石の庭園灯など随所に和の雰囲気をもたせ、建物外観は深い青緑のタイルで落ち着いた雰囲気にしました。内装は「南向きを活かした明るい雰囲気に」とオーダー。キッチンや浴槽なども分譲マンション並みの設備で、入居者さんに喜んでいただけると思います。家賃設定は管理会社の提案におまかせし、この地域にしては高めかと思いましたが、入居者がスムーズに決まったので驚きました。希望通り、この周辺にはない個性的なマンションが完成したと喜んでいます。