マンション修繕(from第173号)

名称 ガーデンハイツ大濠
構造 鉄筋コンクリート造 9階建
所在地 福岡市草香江1丁目7-9

修繕が終わり、マンションは見違えるほど綺麗になりました。この修繕は住民によって、上村建設のリフォームセンターに依頼されたものです。マンション保全協議会のメンバーのひとりだった藤崎完明さんに、修繕が完了するまでのご苦労を伺いました。

マンション保全協議会についてお話をお聞かせください。

マンションが建ったのが1985年。15年後には修繕をしなくちゃいけないだろうと、95年頃から住民の間で話が持ち上がりました。そこで97年にマンション保全協議会が発足したのですが、ほとんどの人が建設にかんして素人。どのように修繕計画を立てればいいのか、そもそも修繕がどのくらい必要なのかもわかりません。住民に建設会社に勤める方が2人いらっしゃいましたので、その方を中心に協議会がスタートしました。専門家に話を聞き、まず、どこを修繕したほうがいいか、住民にアンケートをとりました。外壁や廊下の修繕計画と予算の結論が出たのは、会発足から2年ほどたってからです。

マンションの修繕を上村建設に依頼することになった経緯をお聞かせください。

99年、7名だったメンバーを9名に増やし、毎月1回、協議会を開きました。住民による理事会で、予算内で工事を進めることが決定していましたから、業者選びにはずいぶん時間をかけましたね。まず、メンバーそれぞれが、大手から地元まで、こはと思う会社の名前を挙げました。20社くらいの中から、会社の施工実績や財務面などあらゆる角度から検討し、だんだんと絞りこんでいくのです。協議会では工事の監理を監理会社に委託していましたが、ここからのアドバイスも参考になりました。5社に見積をとり、面接して、最終的に多数決で上村建設さんに決まったのです。

リニューアル工事を進めるにあたって、どんなことに気を配りましたか?

2000年9月の開始から、完了する11月まで、毎週1回、監理会社と上村建設さんの現場責任者と協議会のメンバーが、工事に立ち合いました。途中経過の報告を受けるのです。そうやって見て回っておりますと、住民の方もときおり参加してくださいます。住民の疑問は玄関ホールのボードに書き、現場責任者にその回答を直接書いていただきました。住民の方々とコミュニケーションを図ることを大切にしました。上村さんは対応が早いんですね。情熱がある、というのが上村さんを選んだ大きな理由だったのですが、住民の間で不満の声もあがらず、選択に間違いなかったのではと思っています。