相続税対策を考えながらの建設は娘夫婦の万全な協力体制で実現（from第325号）

相続税対策として、マンションを建設されたF様。入居者との関係が良好で所有していた長屋の立ち退きも円満に。娘さん夫妻の協力体制も万全でした。

30年前に長屋を建設

30年ほど前に長屋を2棟建てました。耕作地として使っていた土地でしたが、だんだんと車の通行量が増えて、農作業のためにトラクターを移動させるのが危なくなってしまいました。そこで、田んぼや畑をやめて長屋を2棟建てることにしたのです。その後、河川拡幅工事で1棟が立ち退きに掛かりましたので、残りの1棟を運用していました。しかし年月が経ち入居は２部屋のみになりました。とはいえ、長年入居されているご家族で、立ち退きをお願いするには忍び難いものがありました。

立ち退きを快諾して頂く

主人が元気なうちに相続税対策をしておきたかったのですが、急な病気で他界しました。そのときに税金で大変苦労をしましたので、土地の有効活用と税金対策を考えて、思いきってマンションに建て替えることにしました。日頃から主人は「入居者のことは知っておくべき」と自分で管理をして、家賃を集金に行ったり、コミュニケーションを図ったりしていました。主人が亡くなった後もその役目は娘へ受け継がれていましたので、立ち退きをお願いした後も、2家族とも快諾して下さり、何の問題もありませんでした。

経験豊富なアドバイス

マンション建設は、娘婿の友人がウエムラさんと知り合いでしたのでお願いしましたが、具体的なことは娘がマンション住まいの友人の声を聞いて色々と考えてくれました。2LDKのみの予定でしたが3LDKも取り入れ、お風呂、クローゼットは少しでも広く使いやすいように工夫をしています。また、駐輪場は盗難防止のため奥まった場所へ配置。ウエムラさんの経験豊富なアドバイスもとても助かりました。現場監督さんをはじめ皆さんにはとても親切にしていただき感謝しています。