名称 | カームコート高宮 |
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間取り | 1LDK 24戸、4LDK 1戸、診療所・薬局 |
構造 | RC造 8階建 |
敷地面積 | 748.93m² |
延床面積 | 1557.52m² |
所在地 | 福岡市南区大楠 |
竣工日 | 平成25年10月25日 |
ご両親が建てられた木造2階建てのクリニックと自宅が、渡り廊下の漏電から出火しクリニックの一部と、自宅が全焼。 苦難を乗り越え、慎重に再生計画を練り、安らぎのクリニックとマンションに生まれ変わりました。
漏電による突然の火災で、患者様のためにも急いで建て替えをすることに
昭和42年に父が木造2階建てのクリニックを新築、開院しました。その後、隣の土地を購入して自宅を建て、渡り廊下で行き来していました。建物が古くなり、そろそろリフォームをと考えていた時、忘れもしない一昨年の1月。渡り廊下の漏電によりクリニックの一部と、自宅が全焼してしまいました。患者様にご迷惑をかけないよう、一刻も早く再建計画を練らねばなりませんでしたが、そんな時、外来で受診された一級建築士の患者様が「建て直すのであれば、ウエムラさんがいい」と言って、後日、ウエムラさんを連れて来てくださったのです。
クリニックの設計は専門のオブザーバーを入れて、バリアフリーとホテルの様な安らぎの空間づくりを意識
その時、ウエムラさんは、図面と提案書を一緒に持ってきてくださいました。クリニックにマンションを併用した方が、銀行審査も通りやすいという税理士の勧めで、マンションと一体型に。さらにウエムラさんの信用で、銀行から融資もスムーズに受けることができました。クリニックの設計は、その特殊性から、専門のオブザーバーを入れて行いました。フロアをバリアフリーにし、動きやすい動線を確保。特に受付は、ホテルの様な上質な空間を意識しました。めざしたのは、穏やかで安らぎの空間づくりです。
何度も設計しなおしてもらい、感謝の気持ちでいっぱいです
設計は、何度も練り直してもらいました。それも全て、「患者様が受診された時にホッとされて、暖かい気持ちになれる、親しみやすいクリニック」を作るためです。外観も白とベージュ、茶系で統一し、イメージ通りの暖かみのある配色です。足場が外れた瞬間、ウエムラさんへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。引き渡し後も、スライドドアの滑り具合など、気になる所をお話しすると、すぐに対応してくださいました。きれいなクリニックで落ち着いて仕事ができるのも、ウエムラさんを中心としたスタッフの皆様のおかげです。これからも地域に貢献できるクリニックをめざして、職員一同頑張っていきます。