難しい物件こそ、学びがある!妥協しない熱意が基本 難しい物件こそ、学びがある!妥協しない熱意が基本

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関 大地

現場所長(取材当時)/2001年入社

CAREER

2021年4月1日時点

キツかった経験と、任せてくれた上司こそが今の宝!

友人の父親がやっている仕事を見て、ゼネコンを希望しての入社でした。大学時代、アルバイトで現場に行ったことはありましたが、入社したら過酷でしたね(笑)早く現場を任されたい!との一念でがんばりました。

私は入社2年目で現場を任せてもらえたのですが、見たこともないゼロからのスタートです。毎日上司に質問を繰り返して、何とかやり遂げました。その時、現場を任せてくれた上司が、一番影響を受けた尊敬する先輩です。厳しくて有名だったのですが、何にでも向かっていく姿勢と真剣に全力で取り組む姿勢に、心を動かされました。当時先輩は40代でしたが、自分もその年代になった時には先輩以上のもの、会社の看板になるような物件を手掛けようという目標を立てたものです。

10年目までは色んな立場と現場を経験。見えてくるものとは?

早い内から現場を任せてもらえたものの、その後は尊敬する上司について会社では珍しいタイプの物件に携わりました。会社にもノウハウのないような物件を「できないことはない!」と取り組む上司と一緒に学んでいたので、きついことがあってもがんばることができました。決して妥協せず、現場の職人さんやオーナー、後輩までも納得させて運営していく姿は、今の私の基礎を作ってくれました。

10年目までは、リーダーや人の下についての仕事を繰り返し勉強しました。

いろんな方のいろんなやり方や考え方を学ぶことができ、幅が広がったことは、大きな収穫です。会社や人事に感謝です。現在は所長としての物件数も10件を超え、会社でも特殊な物件を多く任せてもらっています。

日本一のデベロッパーとの仕事で得たもの

現在は、日本有数の分譲デベロッパーのマンション建築の所長をしています。工期も数年かかるような長いもので、オーナーが個人ではないという点が、当社がいつも手掛けている物件と大きく違うところ。当然ながら、しっかりしたノウハウを持っており、書類も驚くほど多いです。しかし、日本有数のデベロッパーを相手に、仕様通りに作ればいいというのではなく、自分たちのノウハウで勝負していかねばなりません。今までの経験を理解して、クライアントに「やってはいけないこと」を伝え納得してもらうということは、大変ながら楽しくもあります。何より、建てた後ずっと残っていく物であることが喜びですね!そのためには、大変なことを乗り越えないといけません。でも、大変なことがあるからこその喜びかもしれませんね。

リーダーの素質とは、妥協しない熱い気持ち!

所長とは、現場の総責任者です。指揮系統ももちろん自分にあります。後輩も業者もすべて自分が楯になって守るつもりで、自分が指示した責任を感じて欲しいと思います。私は今まで学んだことを活かして、その仕事をやる人の気持ちになって話すように心がけています。

誰かがそれをやらねばならないなら、先に自分がやるべきことを考え、入りやすい準備をすることが、所長の仕事。「これくらいでいいだろう」では、人は付いてきてくれません。何事にも妥協せず、熱い思いで仕事に向き合い、人に対して責任を持てた時はじめて、人はやる気になってくれます。将来は、尊敬する先輩に負けないような、地図に残る仕事をしたいですね。例えば、万人が知っているランドマークのような建物とか。自分の仕事を家族に誇れて、地元や社会に貢献できるなんて、技術者として何にも代えがたい幸せだと思います。

休日の過ごし方

忙しい時ほど後輩を誘って遊びにいきます。
仕事を離れて、熱い思いや将来の夢を語ると、不思議と仕事の疲れが取れたりします。